2007年11月29日

お帰りなさい

《お帰りなさい》


街に溢れる笑いは
どこか寂しさを含んで
道行く人たち同じ孤独を抱え
違う道を歩いている

みんな急いでどこゆくの?
生き疲れて帰る家
近づくほどに辺りは
夜の静寂に包まれる

ポツーンと一人
凍える寒さに身をかため
温かいぬくもり求め、歩く道のり

あつあつのシチュー
家で待つ子供たちの顔
空っぽの胸に思い描いて……

暗い夜道、照らす光にうつる
帰りを待つきみの
何より温かい笑顔―――



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メロディー

《メロディー》


誰からも必要とされない命なんて
ゴミみたいなもんだと思ってた

もう何度この手で
この命奪おうとしたか分からない

寂しさを抱え眠りについた
数えきれない夜さえ
今は喜びに変わる

ぼくの傷を撫でる涙
きみの優しさを知り
命のありがたさを知る

生きていてよかった
そう思えるのは
他でもないきみのおかげ……

ありがとうで伝わるかな?
この感謝の気持ちで
口づけの雨を降らせたら
きっと、くすぐったいって
きみは逃げ出して
追いかけてぼくも走る

太陽と月が織り成す
愛のメロディー
ぼくの笑顔きみの笑顔うつし
きみの涙、ぼくの笑顔できえる

音のない孤独に響く
補いあうのが
二人だけの、きえないメロディー―――



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2007年11月27日

虚ろな瞳

《虚ろな瞳》


地面を這うようエサを求める
捨てられた犬を見て
泣き出すきみ

優しいきみを見ていると
ぼくまで悲しくなる

かわいそうって嘆くきみの
まっすぐな言葉が胸に刺さる

同じように怯えた目
生きずらいともらすため息
ぼくに出来ることはあるかい?―――

通りすぎた道を戻り
虚ろな影見つけた場所へ

きっともういない
まだいるかも知れない

忘れていた温かさ
この胸に抱き締め
二人して走り出す

他の誰かが捨てても
捨てちゃいけない
大切な心、悲しみを優しさにかえて―――



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2007年11月26日

螺旋階段

《螺旋階段》


一つ一つ音をたて
崩れ落ちてゆく階段
ゆるい螺旋を描いて

感情と自我の隙間で叫ぶ臆病な僕は
見えない光
未だに信じて
深い闇の中見上げているよ

きっといつか終わるんだと
わずかに胸に残る
未来という名の
希望のカケラ強く握りしめて―――



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2007年11月24日

大きな声

《大きな声》


なんだかめんどくさい世の中だ
人を疑わなきゃ生きてけない

弱味を見せること
悪いことで
騙される方が悪いらしい……

信じるって何?
人の言葉って書いて
信じるって読むんじゃないの?

なのになぜ
人を信じちゃいけないの―――

本当は誰も疑いたくないのに
傷つくこと怖くて
素直な自分殺してる

信じたいって
裏切らないでって
押し殺した声ですすり泣く
不様な本当の声

愛のためにその声を差し出した
人魚姫じゃないけど
小さな愛を守る為になら
まだもう少し犠牲にするよ

誰も疑いたくない
人を好きになりたい
そう叫ぶ
押し殺した大きな声も―――



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2007年11月20日

まだ

《まだ》


空よ、風よ
衝動を捉えて放さぬ夢
青く光る理想

ふと、静かに見つめる
心の隅眠らせた日々

長い冬を越えようと
丸まった小さなぬくもり
まだ消えないでいる……

空と風に委ねる
自分の存在を求める
小さな俺を―――



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2007年11月19日

《てのひら》コラボ作品

《右てのひら》


手のひらに描かれた地図が
一緒の足跡を示してくれるから
きっといま会えたんだね
昔から一緒にいたような気がしたのも
こんなにのんびりしてるのも
一緒にいて幸せなのも

手をつないで初めて地図ができあがるから

手をつないでからまた歩きだそう
ひとりじゃモヤモヤして見えなかった道
今はしっかり踏みしめてる

足元を照らしてくれるキミの笑顔と
あったかい手のひらが、ここにあるから


《左てのひら》


一人じゃ輝けない月のよう
君の笑顔があるから笑えて
君がいるから、歩いてゆける

もう迷わない
途中でちぎれた道
足りないところはきみが持ってる

もともと一つの
二人を繋ぐしるし
巡り逢えた喜び重ね
ゆっくり歩きだそう

一緒に怒ったり泣いたりしてね―――
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頭でっかち

《頭でっかち》


小さな人ほど偉ぶって
いちいち指図したがるね?
広い世界も見ないまま
頭ガチガチ凍ったみたい

太陽が燃えてる意味知れば
少しは溶けて
頭も柔らかくなるでしょう―――

自分の物差しで人をはかるから
一人になる

自分の限界も知らず
人の無限なる力
はかれる訳ないでしょう―――



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2007年11月18日

ニャンニャン

image/inahonouta-2007-11-18T12:11:14-1.jpg《ニャンニャン》


時々ニャンだか寂しくて
頬すりすりして甘えたい

きみにお顔が触れ
気持ちくて幸せ

なんでこんなにも温かいのだろう
ぼくの寂しさも不安も
吸いとられるみたい

ニャンだかうまく
ありがとって言えなくて
そっぽ向いちゃうけどゴメンして

大好きなきみの優しさの隙間が
ぼくがぼくでいられる場所―――
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先生

《先生》


自然と人は一つだと
誰か教えてくれた?

分かればカンタン
その途中が大変……

右も左も分かんないから
目を閉じて歩くみたい

人を幸せにする魔法とか……

悲しみを笑顔に変える魔法も
人が周りに寄ってくる魔法も
沢山の愛に気づく方法も―――

暗闇の中、迷子になってる子がいたら
優しく手を引いて
一緒に光の下へ

ゆっくり目を開けば
ほら
最初から、全部ここにあるんだよ―――



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2007年11月17日

選択肢

《選択肢》


やる前から無理だって誰が決めたの?
そんなん、やってみなきゃ分からんよ

とにかくやってみて
ダメでも諦めなけりゃ
達成するしか、選択肢は他にない―――



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政治家よ

《政治家よ》


正しく家を治める人よ
ゴルフより農業をしなさい
晩酌より鉢植えに水をまきなさい

家族が喜ぶよう
実のなる政策をしなさい

お金は麻薬
時に人を狂わせる
一時の快楽にすがらねばならぬほど
あなたは弱くないだろ?

喜びは花となり
枯れてもまた、肥料となる

年を重ねるごと
肥大なる土の上
大きな喜びの花を、皆で咲かせよう―――



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命の大きさ

《命の大きさ》


スーパーで袋詰めされ
売られている塊だけが
命じゃない

食べ物だって元は生きているから
人と同じように痛みを感じ
赤い血を流すんだ

それなのに
嫌いだからと、ゴミ箱に捨てるな

命なんだぞ
人と同じように生きていたんだぞ―――

可愛そうじゃないか
生まれた意味さえも踏みにじられて……

鶏肉が殺される時
どんな声で鳴くか知ってる?

鼓膜を突き破るくらい大きな声で
生きたいと、叫ぶんだ―――

望んだ生を食べながら
人は生きている

食べることで
繋がりの輪を、命は描くから

その大きさはきっと
地球と同じくらいデッカイぞ―――



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2007年11月16日

土生人

《土生人》


自然のままが一番強い
浅はかな考え
その力を弱くする

土のような人
合わせて《生》だから
人は土を見習わなきゃいけない

吸い込んだ空の雫
優しく噛み砕き
草木に分け与え

その命で
ミミズに生活の場を与え
セミの成長を守る土

教科書には載っていないけど
食物連鎖を支える
大事な三角形の底辺

踏まれてなんぼ
硬く固く
信念は踏まれて強くなる

時に優しく、そして強く
命の連鎖を支える
柔らかくて固い土―――



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2007年11月14日

《鎖》


引きちぎって叫んだ
ずぶ濡れの雨の中

止めどなく溢れるのは
抑えつけた
感情という名の涙

優しい笑みに癒された心
小さな檻の中もがいていた僕を
救い出してくれた
君の、大きな手

途切れた感情の糸を辿り
涙の海越えたら

ほら、ぜんぶでいっこ
悲しみは優しい円描いた

大きな門をくぐり
開けてゆく新しい世界へ今……

いつも描いていた
夢と一つになって

とけてゆく
優しい、君の胸に抱かれ―――



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2007年11月13日

結い

《結い》


君の匂い染みついた手のひら
初めて触れた感触まだ僕を離さない

涙に染まった君を強く抱き締めた夜
ずっと僕が守ってゆくと誓ったよね

交わした口づけの数だけ
涙噛みしめ
追いかけ追いかけられ
終わらない鬼ごっこ繰り返した

優しい風のささやき
ふいに立ち止まる刹那

後ろから追い越すよう
すぐ側を通り抜けてゆく
甘く、ほろ苦い思い出たち

長く、短い夜が明け
朝もやの中たたずむ影見つけ
駆け寄った僕の
胸、飛び込んだ君

ゆっくり凍えた手を引き
まだ、生まれたての
光のもとへ……

繋いだ左手と右手
もう一度、ギュッと握りしめて―――



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2007年11月12日

丸い心

《丸い心》


一人悲しむなよ
思い打ち明ければほら
二人笑顔で泣けるんだから―――

すれ違う心
争う心
本音でぶつかって
離れた心
つなぐのも、心

歩み寄る二人互いを観て
ぶつかり抱きしめた

削れてまーるくなった
かたく、角張った心―――



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2007年11月10日

ゴロニャーン

image/inahonouta-2007-11-10T13:26:54-1.jpg《ゴロニャーン》


きみは時々ダダこねて
ぼくを困らせる

ぼくもぼくでダダこねて
きみのことを困らせる

僕らまだ生まれたばかりなのに
分からないこと多すぎて
失敗したら怒られて
いつも緊張しっぱなし

はー……大変
早くゴロゴロしたいミャー
大好きなきみと二人
猫みたいにじゃれあって

時々ムカっとするけど
それすら愛しさを感じる
大好きなきみだから
すべて許して抱きしめたい

今が永遠に続くように
小さな願いを星に

猫みたいにワガママな二人の
小さな幸せが、ずっと続きますように―――



ゴロニャーン
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2007年11月07日

ひこうき雲

《ひこうき雲》


僕が出来ること
きみの為に笑うこと

僕も求めていた
そのままの僕ごと
受け入れてくれるような、眩しい笑顔を

きっと、愛してるだけじゃ伝わらない
この強い想い
空に羽ばたかせ
無限の弧を描いた

真っ白な翼で
青い笑みを包み

互いを想いあい
繋ぐ心と心

たった一瞬だけどくっきりと
空に残った翼のあと

二人歩んだ道を映し
交差した、きみと僕の足跡―――



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2007年11月06日

風になれ

《風になれ》


何を求め、僕はここにいるの?

退屈という名のレールの上
ぼーっと、眺めていた空も
ほんとは全部分かっていた

壊れた涙振り絞って
必死に泣こうとした

何も映らない空に
助け求め
心の奥で叫んでいた

声じゃない声で
小さな偶然を待って……

悲しみを学んだ日
大切なものも失った
そして知った人の優しさ
愛の言葉を学び
尊い一つの、命見つけた―――

苦しみよ風になれ
拭った涙を飛ばして

小さな霧になれ
この悲しみを映して

同じ孤独抱えた
きみとぼくを、繋いだ涙―――



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2007年11月04日

小さな詩

《小さな詩》


お人好しと言われても
真っ直ぐな君が好き
不器用な優しさ
伝えられない君が好き

素直に伝えられないこの想い
夜空の星たちにそっと委ねるよ―――

闇を照らす沢山の星たち
その一つ一つが
繋がり奏でる愛の詩

鳴り響け澄んだ声
夜空の寂しさを埋める
小さな星座になって

鳴り響けいつまでも
声を振り絞って吟う小さな詩―――



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2007年11月03日

《虹》


空に残る涙のアト
優しいきみは時々泣いて
草木に元気をあげるんだ

誰かを疑うたび冷めてゆく心
七色の光でとかしてよ

小さな願いよ雨のあと
見上げるぼくの心に映る

優しいきみの
真っ直ぐな丸い想い―――



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2007年11月02日

朝もや

《朝もや》


くすぐったいキスの味
温かい肌にふれる

きみは眠そうにあくびして
ぼくもそれにつられる

いつもと変わらぬ朝
いつもより寒がりな二人
変わってゆく季節を静かに感じる

冬が終わりやがて訪れる
小さな春を、朝もや中に見つめて―――



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2007年11月01日

smile

《smile》


飾りものの
一つのきれいのために
本当に美しいものがいくつ失われるのだろう

見せかけの
一つの優しさのために
大切な人を何人傷つけるのだろう

ぼくはまた一人……

どうして無理して笑ったり
したくないことに媚びるんだ

いつも周りのせいにして
環境が悪いんだと
誰の責任だと
冷たい刃を向けるんだ

誰かを傷つけるから
苦しくなると知ってるのに―――

もう無理して笑わないで
ありのままをぶつけよう
その笑顔辛いのは
誰よりきみが好きだから

your-smile
一人きりの寂しさ埋める
見せかけじゃない本物の
my-smile―――



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